機械学習向けのGPUリソース
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無料のリソース
大学の研究室
- メリット:
- 最も簡単で柔軟な手段。
- 使用するにあたりマニュアルやサポートがあると思われる。
- デメリット:
- GPUの質は研究室の予算に依存する。
- 繁忙期には、リソースが空くまで待つ必要がある可能性がある。
- プロジェクトの再現性が低くなる可能性がある。ソースコードを公開する場合、ドキュメンテーションを慎重に作成する必要がある。
GoogleのTPU Research Cloud
TPU Research Cloudは研究者へ無料でクラウドの計算リソースを提供している。
- メリット:
- Tensor Processing Unit (TPU)を無料で使用できる。
- デメリット:
- TPUへの30日間の無料アクセスには、事前の申請と承認が必要。
- TPUは無料だが、データセットのストレージなど、他のGoogle Cloud Platformサービスは有料。
- Pytorch (Meta製) も使用できるが、TPUにおいてはTensorFlow(Google製)の方が性能が優れていると言われている。これは、TensorFlowがTPUをネイティブにサポートしているためである。
Google Colab(無料プラン)
- メリット:
- プロジェクトの再現性が高い。
- デメリット:
- 無料枠はマシンパワーが弱く、かつ時間制限がある。
有料のリソース
自分自身のGPU
- メリット:
- 一度GPUを購入すると、電気代以外は無料。
- いつでも利用可能。
- デメリット:
- GPUは時代遅れになりやすい(進化が早いため)。
- GPUの稼働率が低い場合、クラウドサービスのオンデマンド利用に比べ、費用対効果が低くなる可能性がある。
- GPUが故障する可能性がある。
- ソースコードの再現性が低くなる可能性がある。
クラウドサービス
様々なサービスが存在するため、コストを比較し利用する。